癌のメカニズム

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癌のメカニズム

悪性腫瘍=癌は、人の細胞の設計図となっているDNAが傷ついて起こる病気といえます。
人の体には約60兆個の細胞からできていますが、その細胞のひとつひとつの中心に核がありそこに遺伝子=DNAがあります。
そのDNAの傷が積み重なることによって癌となります。
しかし、DNAの傷が積み重なるには、10年~20年の時間がかかるといわれています。

正常な細胞はそれぞれの役割を果たして、一定の調和を保っているのですが、傷ついた細胞=癌細胞は、体の調和を無視して増え続けることになるのが特徴です。
癌細胞はコントロールを失い暴走しているような状態になり、激しい速さで分裂、増殖を繰り返し、生まれた臓器から離れて他に移転することになります。

癌細胞は更に、正常な組織に入り込んだりもします。
そして、血管やリンパ管を通っていたるところに、癌細胞が定着し、そこで増殖を繰り返すことになります。
日本の病気死因のトップが癌であり、3人に一人が癌でなくなるという国民病になっています。

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Last update:2017/9/11