風邪の症状
風邪という病気は実際にはない、と聞くことがあります。
風邪の症状にはいくつもの症状があっても病名としての「風邪」はなく、「風邪っぽい、いくつかの症状」を指して総称的に風邪と呼ばれているということです。
風邪は、主にウィルスによってかかる呼吸器系急性炎症のことであるとのことです。
どのような症状を風邪と呼ぶかといえば、発熱、鼻やのどの炎症、頭痛や関節の痛みを指します。
こういった傷病が出ると普通感冒かインフルエンザかに区別されることになります。
普通感冒が通常の風邪と捉えることができます。
この症状は鼻炎症状が強く出ることが多く、鼻やのどが痛くなる程度の軽い症状といえます。
病原のウィルスとしては、テイノウィルス、アデノウィルス、RSウィルス、コロナウィルスなどのウィルスによるものです。
軽度の症状とはいえ、「風邪は万病の元」とも言われます。
これは風邪だと思っていても、他の病気の前駆症状であることもあり、などれない病気であることは確かなようです。
風邪を早く治すための、適切な食事
風邪にかかるとこってりとしたものなどが、喉を通らなくなります。
できるだけ、栄養バランスが取れていて、食べやすい食事をとることが早く治すためのコツです。
風邪のひき始めには、体を温めるものを食べるということが大切です。
消化の良いおかゆや、うどんなどのような麺類を具だくさんで作りましょう。
卵酒というのは非常に有効で、リゾチームという成分が、体の中の最近を殺し、痰や鼻水を体外に出しやすくなる効果があります。
呼吸が楽になるため、体への負担がだいぶ減るのです。
完全に風邪をひいてしまったら、すぐにエネルギーに変わる炭水化物や、代謝を高めてくれるタンパク質を多く含んだ食材をとると、かなり効果的です。
またビタミンCには、白血球の働きを助けてくれる役割があります。
ウイルスを体外に排出してくれるので、積極的にとるべきです。
のどの痛みがひどい時には、牛乳や野菜スープ、ポタージュなどが、飲みやすくて多くの栄養を取ることができます。
体が冷えて寒いときには、にんにくやショウガなどをとるようにしましょう。
体の芯から温まることができます。
病気のときにはどうしても心細くなってしまいますし、一人暮らしのかたは、自分で食事をつくるのも大変です。
ですが、適切な食事を取ることで、早く治すことができますし、簡単な料理ばかりですので、少し無理をしてでも栄養の取れた料理をつくったほうが、早く楽になれます。
どうしても無理な場合は、友人や家族を頼りましょう。